日本生命が収NEW1(入院継続時収入サポート保険)の販売を停止へ-日経報道。
11月12日の日本経済新聞朝刊に、日本生命の保険商品に関する記事がありました。
記事によると、
< 日本生命保険は入院の長期化により、契約者が収入減に備えてはいる就業不能保険※の新規取り扱いを2025年1月2日に停止する。給付金を多く受け取れるように、入院期間を調整するといった不正が増えているためだ。>
※管理人補足:正しくは入院継続が14日以上に及んだことで生じる収入の減少に備える「入院継続収入サポート保険」であり、就業不能保険ではありません。また、この保険は主力商品である「みらいのカタチ」を構成する保険商品で、ほかの保険(例えば入院保障の保険)と組み合わせる専用商品です。
とのことです。
【管理人の感想】
11月17日時点で、日本生命は公式コメントを発表していません。そのため、記事の内容が正式に決定した事実かどうかは不明です。
記事の内容が事実であれば、支払い査定時にモラルリスク、あるいはそれを強く疑う事案(例えば、請求事由である入院の原因と入院継続日数を精査すると、入院継続が「医師に指示に基づくもの」なのか疑わしいがモラルリスクと断定するには至らないなど)が想定以上に確認されたことになります。
こうしたモラルリスクの混入及びその排除の難しさは、日本生命に限った話ではありませんし、今に始まったことでもありません。1970年代に損害保険商品の「就労不能補償保険」でも、モラルリスクが保険会社の想定を超えて発生し、各保険会社を悩ませました。
入院一時金の保険や特約では、新型コロナウイルス感染症による「みなし入院」が支払事由となったことで、告知義務違反やその疑いが強い事案が増えたため、そうした保障を取り扱っている保険会社は、給付金額の上限を相次いで引き下げるなどの対策を取りました。
【記事の内容】
以下、日経の記事の内容です。
-2024年11月12日 日本経済新聞朝刊-
【日生、就業不能保険の新規販売停止へ 不正増加受け】
日本生命保険は入院の長期化により、契約者が収入減に備えてはいる就業不能保険の新規取り扱いを2025年1月2日に停止する。給付金を多く受け取れるように、入院期間を調整するといった不正が増えているためだ。
販売を停止するのは21年7月から取り扱っている「収 NEW1」という就業不能保険。入院期間が14日以上になった場合、一時金を給付することで入院費用の負担を軽減できる点を訴求していた。
以上です。
↑韮の花にやってきたナミアゲハ夏型の♂(9月撮影)。
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記事によると、
< 日本生命保険は入院の長期化により、契約者が収入減に備えてはいる就業不能保険※の新規取り扱いを2025年1月2日に停止する。給付金を多く受け取れるように、入院期間を調整するといった不正が増えているためだ。>
※管理人補足:正しくは入院継続が14日以上に及んだことで生じる収入の減少に備える「入院継続収入サポート保険」であり、就業不能保険ではありません。また、この保険は主力商品である「みらいのカタチ」を構成する保険商品で、ほかの保険(例えば入院保障の保険)と組み合わせる専用商品です。
とのことです。
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11月17日時点で、日本生命は公式コメントを発表していません。そのため、記事の内容が正式に決定した事実かどうかは不明です。
記事の内容が事実であれば、支払い査定時にモラルリスク、あるいはそれを強く疑う事案(例えば、請求事由である入院の原因と入院継続日数を精査すると、入院継続が「医師に指示に基づくもの」なのか疑わしいがモラルリスクと断定するには至らないなど)が想定以上に確認されたことになります。
こうしたモラルリスクの混入及びその排除の難しさは、日本生命に限った話ではありませんし、今に始まったことでもありません。1970年代に損害保険商品の「就労不能補償保険」でも、モラルリスクが保険会社の想定を超えて発生し、各保険会社を悩ませました。
入院一時金の保険や特約では、新型コロナウイルス感染症による「みなし入院」が支払事由となったことで、告知義務違反やその疑いが強い事案が増えたため、そうした保障を取り扱っている保険会社は、給付金額の上限を相次いで引き下げるなどの対策を取りました。
【記事の内容】
以下、日経の記事の内容です。
-2024年11月12日 日本経済新聞朝刊-
【日生、就業不能保険の新規販売停止へ 不正増加受け】
日本生命保険は入院の長期化により、契約者が収入減に備えてはいる就業不能保険の新規取り扱いを2025年1月2日に停止する。給付金を多く受け取れるように、入院期間を調整するといった不正が増えているためだ。
販売を停止するのは21年7月から取り扱っている「収 NEW1」という就業不能保険。入院期間が14日以上になった場合、一時金を給付することで入院費用の負担を軽減できる点を訴求していた。
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